納骨式の時期と準備

納骨式のページ。納骨・納骨式とは亡くなった人の遺骨をお墓に埋葬する儀式をさします。一般的には四十九日の頃に(キリスト今日では一ヶ月後の頃、神道では50日霊祭の頃)行われます。
納骨式の時期と準備…決めること、用意するものと確認すること、お礼・謝礼・お布施の金額めやすなどについて仏教、キリスト教、神道、それぞれについて解説します。
………このページの内容(カッコ)は別ページ………
  • 1.納骨の時期・納骨はいつ?
  • 2.納骨の準備

 1.納骨の時期・納骨はいつ?

遺骨をお墓に埋葬する納骨の時期に明確な決まりはありませんが、葬儀も終わり遺族も落ち着いた忌明けの頃に行われるのが一般的です。
例えば仏教においては四十九日が忌明けの日とされます。

宗教別「一般的な納骨の時期」
宗教 納骨の時期
仏教・仏式 忌明けの法要(四十九日の法要)が済んだ日に行う
キリスト教 プロテスタントでは一ヶ月後に行われる昇天記念日に行う。
カトリックでは一ヶ月後の命日に行われる追悼ミサに合わせて行う。
神道・神式 五十日霊祭の日に行う
上記のように忌明けの法要のあとで納骨式を行うのが一般的ですが、この日に納骨を行わない場合でも遅くとも死後一年以内に納骨をします。

 2.納骨の準備

納骨を行うに際して準備するものを擧げてみます。チェックリストとして利用して下さい。

納骨の準備(決めること)
項目 解説
日程を決める
  納骨をいつ行うのか、遺族が相談して決めます。
例えば忌明けの法要(四十九日の法要)を行う場合には、同日に行う、別途日を改めて行うなども相談します。

なお、四十九日までの日数を数える場合には亡くなった日も含めて数えます。
場所を決める
  忌明けの法要と納骨式を同日に行う場合には、それぞれの宗教の決まりに従い、寺、教会、神社などで行います。
忌明けの法要とは別の日に納骨式を行う場合には、例えば四十九日法要は自宅で、納骨式はお寺で行う等、場所を分けるケースも多いようです。

故人の遺志や宗教に合わせて納骨式の場所を決めますが、 最終的には菩提寺や教会、神社などとも相談して決定することをおすすめします。
墓地、霊園、納骨堂など、施設によっては納骨式を行う場所に制限がある場合もありますので必ず確認をしてください。

寒冷地では雪解けの頃まで納骨式を延ばす地方もあります。また、新規にお墓を用意する場合、お墓の手配が間に合わないこともあります。納骨までの間、遺骨を自宅で供養したり、納骨堂に期限付きで納めるケースもあります。

新しいお墓を用意した場合には、開眼供養あるいは開眼法要という儀式を行います。普通は納骨式と同じ日に行うこともできますのでお寺に相談してみてください。

スポンサードリンク

納骨の準備(決めること)つづき
内容を決める
  納骨式だけにするのか、法要のあとで会食を行うかどうかを決めます。
食事にこだわらず、お茶菓子とお茶で参列の労をねぎらいながらで参列者とともに故人を偲ぶこともあります。

納骨堂のような施設を利用する場合でも時間帯によっては食事にも配慮するのがマナーです。
納骨の準備(手配すること)
項目 解説
料理の手配やレストランの予約
 

納骨式のあと会食がある場合は、料理の手配やレストランの予約等を行います。
鯛や伊勢エビなどのおめでたい献立にならないよう、予約の際には目的(法要のあとの会食です、等)を伝えるようにします。
寺院等によっては食事の施設を持っていることもあります。

お茶、お菓子などについても配慮します。

寺、教会、神社などへの連絡
  用意するものと費用を確認します。

宗教ごとに納骨の際の儀式があり、必要な準備も異なりますので事前に確認しておきましょう。
寺・神社・教会などへの謝礼の他に、線香、花、玉串などの用意が必要なこともあります。

お寺の場合には、卒塔婆が必要かどうかも確認します。
納骨堂、霊園、墓地などへの連絡
  用意するものと費用を確認します。
新しくお墓を用意する場合には、左記以外に墓石業者・石材店にも日程を伝えます。
納骨の準備(確認したいこと、準備するもの)
項目 解説
埋葬許可証
  死亡届を市町村役場に提出すると「火葬許可証」と一緒に、「埋葬許可証」が発行されます。納骨を行う場合には埋葬許可証を持参します。
案内状
 

四十九日の法要と合わせて納骨式を営む場合には、四十九日の案内状にその旨を記載することがあります。
通夜葬儀への参列のお礼の挨拶も合わせて載せると丁寧です。

[※四十九日法要と同日に納骨することを知らせる文例]

拝啓 若葉の候 皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
先日は亡祖父 田中一夫の葬儀に際し御鄭重なる御厚志を賜り誠に有難うございました
早いもので祖父一夫が他界してから間もなく四十九日となります 
つきましては下記の通り法要と納骨式を営みたく ご多用中誠に恐縮ではございますがご臨席賜りますようお願い申し上げます
(以下省略)

(注/普通は縦書き印刷なので「下記」ではなく「左記」となります)


ただし納骨は比較的近親者だけで済ませることが多いので、四十九日の案内状に同時に記載する場合にはこの案内状を送付する範囲について遺族で良く相談することをお奨めします。

忌明けの法要とは別の日に、「納骨式」だけを行う場合には、近親者だけで済ませることが多いため書状での案内状は用意せず電話連絡だけのことも多いようです。

スポンサードリンク

納骨の準備(確認したいこと、準備するもの)つづき
項目 解説
お布施・謝礼
  お寺、教会、神社などへの謝礼を用意します。
下記に宗教別のお礼・謝礼の目安をご紹介します。

仏教
当日僧侶に渡す謝礼は「御布施」「お布施」または「御経料」として3万円〜10万円くらい。一般的には3万円くらいです。

納骨に際してはお寺によっては金額を決めているところもありますので予約の際に確認しましょう。都市部ではより高額となることもあります。
奉書紙に入れるのが丁寧な形ですが市販の白い封筒でも可です(白封筒の場合には郵便番号の欄がないものを使います。また、二重封筒はNG)。
薄墨ではなく濃い墨で書きます。

墓地や納骨堂まで僧侶に出向いてもらう場合には、「お車代」も必要になります。5,000円、10,000円などのキリのよい金額を包みます。

会食を予定したにも関わらず僧侶が出席を辞退した場合には「御膳料」として5,000円〜20,000円くらいを用意するのがマナーです。

もしお墓を新しく用意した場合には「開眼供養」「開眼法要」も行います。この場合の謝礼も用意しなくてはなりません。謝礼の表書きは「御礼」「御開眼式御礼」「開眼式御礼」「入魂御礼」などです。
金額は3万円〜10万円くらい。お寺によっては金額を決めているところもありますので予約の際に確認するようにします。
納骨式のお礼と一緒にお渡しするときは、中身を同額にするか、開眼供養の謝礼の方を多めにするのが慣例のようです。

上記以外に、お寺に渡す費用としては「墓地使用料」「管理費」もしくは「管理料」、更に必要に応じて「永代供養料」などがあります。
特に新しく墓地を契約する場合には区画の広さ、位置、向きなどに応じて10万〜数十万円(都市部の方が高くなります。また、公営墓地の方が安価な傾向があります。)、永代供養料として数百万円が必要なケースもあります。さらにプラスして石材店に支払う墓石料(30万円〜200万円程度)が必要となります。
事前に必ず確認をして下さい。

最近は、様々な形の供養の仕方を選べるお寺も増えているようです。遺族の供養の仕方、お墓の継承者の有無などによって比較的安価な「永代供養簿」「永代供養塔」などもあり比較的安価です。


キリスト教
納骨の際に教会に渡す謝礼は「教会納骨堂使用料」「教会墓地使用料」または「手数料」「墓地献金」などとして教会ごとに金額が決められています。予約の際に必ず金額を確認しましょう。

一般的には10万円〜20万円程度から利用できるところがあるようです。地域によって異なり都市部は更に高額となる傾向があるほか、当日の使用料や、管理料なども別途必要な場合があります。
現金を包む際には白封筒を使用することができます。郵便番号の欄があるものや二重封筒はNGです。

当日聖職者に渡す謝礼は「御礼」。金額の目安は3万円程度です。

墓地や納骨堂まで聖職者に出向いてもらう場合には、「お車代」も必要になります。5,000円、10,000円などのキリのよい金額を包みます。

スポンサードリンク

納骨の準備(確認したいこと、準備するもの)つづき
項目 解説
お布施・謝礼(つづき)
 
神道
納骨の際に神社に渡す謝礼は「納骨堂使用料」「墓地使用料」または「手数料」「管理費」などとして神社ごとに金額が決められています。予約の際に金額を確認しましょう。

一般的には10万円〜20万円程度から利用できるところがあるようです。地域によって異なり都市部では更に高額となる傾向があるほか、当日の墓地使用料なども別途必要な場合があります。
新しく墓地を用意する場合、神社によっては永代供養料を含めた墓地や納骨堂の費用は数十万から数百万円になるケースもあります。

当日神職に渡す謝礼は「御礼」。金額の目安は3万円程度です。
白封筒を使用することができます。郵便番号の欄があるものや二重封筒はNGです。

墓地や納骨堂まで神職に出向いてもらう場合には、「お車代」も必要になります。5,000円、10,000円などのキリのよい金額を包みます。


その他
納骨の際には墓石を動かしてもらったり、骨壺を納めてもらったり等の、実際の作業を石材店の方にしていただくこともあります。
料金に含まれている場合もありますが、こうした方への心付けも用意して持参すると、より丁寧な形になります。
金額は一人当たり5,000円位からというのが一般的です。表書きは「御礼」などです。

埋葬の形態、埋葬の仕方の確認
 

[骨壷と納骨袋について]
大変細かいことなのですが、意外と重要なのは実際にお墓に納める時の埋葬の仕方です。
ざっと挙げるだけでも
 「骨壷に入れて埋葬」
 「骨壷から出して、納骨袋に入れて埋葬」
 「骨壷から出して土に撒く」 などの方法があります。
それぞれの宗教宗派または地方によっても風習が異なるだけでなく、埋葬先が納骨堂なのか、墓地なのか、あるいは永代供養塔なのか等によっても異なってきます。

骨壷のまま納める場合でも骨壷のサイズに制限や決まりがあったり、納骨袋で納める場合でもその大きさに制限や決まりがあったりします。
必ず納骨式の前に墓地、霊園、寺院、神社、教会などに確認をしておきます。

なお、納骨袋については自作するご遺族もおられるようです。普通は白い木綿の晒しなどを使いますが、「祭りが大好きだったおじいちゃんに木綿のさらしの手ぬぐいで納骨袋を手作りしました」等、遺族としても心がこもった供養ができそうですね。
化学繊維はNGです。木綿の晒し(晒し=さらし)、木綿の手ぬぐいなど土に還る材料を使います。

スポンサードリンク

納骨の準備(確認したいこと、準備するもの)つづき
項目 解説
納骨の儀式に必要なものを用意(寺、教会、神社ごとに異なる)
 
宗教ごとに納骨の際の儀式があり、必要な準備も異なりますので事前に確認しておきましょう。下記は必要な場合と不要な場合があります。
お酒(缶ビール)などを供えることを禁止している墓地もあります。

仏教…数珠(念珠)、お線香(火をつけるためのマッチ、ロウソク)、お供えするお花、お供え物
他に用意するものとしては花鋏(ハサミ。お花をお供えする時に花の高さをそろえたり、不要な葉を切るためのもの)やゴミを持ち帰るための袋など。
お寺や墓地によっては、水桶や柄杓(=ひしゃく)などは墓地で借りることができます。

キリスト教…お花など。

神道…玉串などの用意が必要なこともありますが、お供え物の種類や数が神社によって異なります。米、塩、酒などを用意するように指示されることがあります。

お寺や神社、教会によって用意するものを指定されることがあります。事前に必ず確認します。

[お供え物の例]
…お菓子、果物、日本酒など。
但し、お供え物は納骨式が終わった後で持ち帰るように指示されるケースが増えていますので、持ち帰りのできるものにします。またお供え物のスペースにも配慮しましょう。
なお、お酒はお供えすること自体が禁止されている墓地もあります。

墓地や施設の許可が得られれば故人が好きだった音楽を流すなどの儀式ができることもあります。但し、周囲には他家のお墓がありますので他の墓参者に対する心配りも忘れずに行うようにします。

スポンサードリンク

パソコン表示スマホ表示