祝電披露

■ 祝電披露(しゅくでんひろう)
結婚式および披露宴や、卒業式、入学式・入園式などのお祝いの席への祝電、あるいは各種団体の総会などにお祝い電報が届くことがあります。複数の祝電が寄せられた時には、披露する順番(読み上げる順序にも配慮しなくてはなりません。ここでは司会者の祝電披露の仕方、披露の順番や注意点などについて解説します。
………このページの内容………
▼ 祝電を披露する例 司会者の言葉・祝電披露の仕方 前のページ
 ・結婚式・披露宴 前のページ
 ・卒業式、入学式、入園式 前のページ
 ・各種団体・組織の総会 前のページ
▼ 祝電披露の順番
 祝電披露の順番
お祝い電報(祝電)を披露する順番を解説します。
結婚式・披露宴 の祝電
結婚式・披露宴に頂いた祝電の紹介順序(祝電披露の順番)は下記のようになります。
[法則1]新郎関係→新婦関係の順
[法則2]社会的地位の高い人が優先
[法則3]新郎新婦と関わりの深い人が優先
祝電の送り主
  ・新郎新婦の職場、勤務先、会社(社長名など)
・披露宴に出席できない新郎新婦の知人・友人・恩師
・新郎新婦の両親の勤務先、会社
・新郎新婦の両親の知人
・その他(新郎新婦または両親の知人の議員、自治体の首長など)
祝電の披露の順番
  下記は一般例です。新郎側→新婦側、新郎側→新婦側と紹介する例です。
新郎の側の1〜5を披露してから新婦側の1〜5を披露するケースもあります。
1. 国会議員
2. 新郎の勤務先社長 → 新婦の勤務先社長
3. 新郎の勤務先場所長・本部長(支店長、支社長、営業所長、本部長)
  ↓
 新婦の勤務先場所長・本部長(支店長、支社長、営業所長、本部長)
4. 新郎の勤務先職場 → 新婦の勤務先職場
5. 新郎の恩師 → 新婦の恩師
5. 新郎の友人、新婦の友人
6. (あれば)新郎の父または母の会社、取引先、友人
7, (あれば)新婦の父または母の会社、取引先、友人
8, 新郎の親族→新婦の親族
司会者の言葉(披露宴での祝電披露)
 

司会者の言葉の例は前のページへ>>>

なお、時間の都合で一部の祝電を紹介できないこともあります。

例1:時間の都合で1部を読み上げ、残りは送り主だけとなる場合
本日は沢山の祝電を頂戴しております。ここで一部をご披露させていただきます。 ↓
[何通かの祝電を読み上げる]

この他にも沢山の祝電を頂戴しております。誠に恐縮ではございますが、時間の都合により送り主様のお名前のみのご紹介とさせて頂きます。

[送り主の氏名や新郎新婦との関わりを読み上げる]
卒業式、入学式、入園式 の祝電
卒業式、入学式、入園式に頂いた祝電の紹介順序(祝電披露の順番)は下記のようになります。
[法則1]社会的地位の高い人が優先
[法則2]国→県→市区町村の順
[法則3]外部の人優先。
外部→内部(小学校・中学学校・高校・大学・短大・専門学校関係者や幼稚園保育園の関係者)
祝電の送り主
  卒業式、入学式、入園式に出席していない下記の送り主が想定されます。
・教育委員会(教育委員長)、
・PTA(保護者代表)、卒業生保護者一同、卒園生保護者一同など
・市区町村(市区町村長)、
・同窓会
祝電の披露の順番
  下記は一般例です。
入学式、入園式、卒業式の祝電披露の順番
1. (あれば)都道府県知事 → (あれば)市区町村長
2. (あれば)県教育委員会(または市教育委員会)
3.  PTA、保護者会
4.  同窓会、卒業生代表など
司会者の言葉(卒業式、入学式、入園式の祝電)
  司会者の言葉の例は前のページへ>>>
例1:時間の都合で1部を読み上げ、残りは送り主だけとなる場合
本日は沢山の祝電を頂戴しております。ここで一部をご披露させていただきます。 ↓
[何通かの祝電を読み上げる]

この他にも沢山の祝電を頂戴しております。誠に恐縮ではございますが、時間の都合により送り主様のお名前のみのご紹介とさせて頂きます。

[送り主の氏名および、その学校・幼稚園との関わりを読み上げる]
各種団体・組織の総会
団体や組織の総会、定期大会などに頂いた祝電の紹介順序(祝電披露の順番)は下記のようになります。

[法則1]社会的地位の高い人が優先
[法則2]国→県→市区町村の順
[法則3]株主総会などでは大株主→小株主の順
[法則4]外部優先。
外部(社外)→内部(社内)。
親会社→自社。
他支店(他支社・他営業所・他事業所・他工場)
→自支店(自支社・自営業所・自事業所・自工場)

祝電の送り主
  各種団体や組織の定期大会、総会などに届く祝電には下記の送り主が想定されます。総会や大会当日に届くようにします。

・本部または支部、本店または支店、事務局など
・別の団体の本部、所属団体の本部など
・親会社もしくは同族会社、子会社など

なお、上記とは別に取締役や役員の選任・就任などについては株主総会で承認を受けた上で(正式に確定してから)祝電を送るのが良いでしょう。また、もし報道を受けて知った場合には内定段階でも祝電を送ります。一般的には1週間以内に送るのがマナーとされます。
祝電の披露の順番
  下記は一般例です。

◯◯大会、◯◯集会、団体の総会、祝賀会などの
祝電披露の順番

1.(祝電があれば)国会議員→地元議員
2. 社外の重要な人物や取引先
3. 親交または関連のある他団体、他社
4. (親会社)
5. 自社の他支店、他支社など他事業所
司会者の言葉(総会、大会の祝電)
  司会者の言葉の例は前のページへ>>>
例1:時間の都合で1部を読み上げ、残りは送り主だけとなる場合
本日は沢山の祝電を頂戴しております。ここでご紹介させて頂きます。

[1〜2通の祝電を読み上げる]

この他にも沢山の祝電を頂戴しております。誠に恐縮ではございますが、時間の都合により会社名、団体名のみのご紹介とさせて頂きます。

[会社名、団体名のみを読み上げる]
………このページの内容………
▼ 祝電を披露する例 司会者の言葉・祝電披露の仕方 前のページ
 ・結婚式・披露宴 前のページ
 ・卒業式、入学式、入園式 前のページ
 ・各種団体・組織の総会 前のページ
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