香典の入れ方・千円札5枚と五千円札1枚では

■ 香典の入れ方、包み方(中袋なしのとき、5000円、3000円)
通夜・葬式葬儀の際に香典袋に入れるお金には、表と裏があり、お金の向きにもしきたりがあります。ここでは香典のお金の入れ方について、更に詳しく解説します。
例えば5000円の香典のときは千円札✕5枚?五千円札✕1枚?、中袋なし・中袋がない時は?、3000円、5000円、10000円のお金の入れ方、ふくさの包み方等を説明します。
………このページの内容………
▼1. 中袋のないとき、中袋なしの時の香典の入れ方は?住所氏名の書き方は?
▼2. 5000円の香典の入れ方は千円札✕5枚?それとも五千円札一枚?
▼3. 職場や仲間と少しずつ出し合うときの香典の入れ方は?
▼4. 3000円の香典のときの香典の入れ方は? 1000円の香典のときは?

▼5. 香典の入れ方 ふくさの使い方

[関連ページ]
▼1. 香典のお金の入れ方と向き(お札のオモテとウラ、お金の向き)別ページ
▼2. 中包みの包み方(お金の入れ方包み方)別ページ
▼3. 香典袋の中袋中包みの書き方   別ページ
※参考ページ……香典袋の書き方・表書きは別ページ>>>
※参考ページ……不祝儀袋に中袋・中包がない時は別 ページ>>>

 1.中袋のないとき、中袋なしの時の香典の入れ方は?住所氏名の書き方は?

香典袋には色々なタイプのものが市販されています。特に近年は文具店だけでなく100円ショップなどでも販売されるようになり、安価で略式のものも増えてきているようです。
中袋のないタイプの香典袋も販売されています。

1-1. 中袋なし・中袋のない香典袋の香典の入れ方は?
1. 一般的には香典の金額が多いときに使う香典袋(=不祝儀用ののし袋)は中袋がついています。更に高級なのし袋になると水引も別になっています。市販されている香典袋の中では、比較的安価なタイプに中袋のないものが多いようです。
 金額の多い少ないに応じて(中身の金額にふさわしい)香典袋を選ぶのが望ましいでしょう。

2. お札にはおもてと裏があり、おもては人物の顔のある側です。香典を入れるときには、香典袋の表側にはお札のおもて(人物の顔のある面)が来ないように、(お札の裏側が表面に来るように)入れます。

3.中袋のない香典袋に直接紙幣を入れても構いません。もし折りたたんだ不祝儀袋で、丁寧な形にしたい場合には中包みを自作することもできます。中包みの作り方、折り畳み方はこちらで図解しています(不祝儀袋の中袋>>>

3. 上記が一般的なマナーですが、一部の地域で不幸が重ならないようにという意味から中袋をあえてはずして使う地域もあるようです。(「お悔やみごとに使う封筒は二重封筒を避ける」という考え方があるのと同じ考え方です)

4. 中袋のないタイプに香典を包むときには住所氏名を香典袋の裏面に直接書くことになります。(次項1-2で説明します>>>

香典袋+中袋の場合

香典袋のみの場合

【ワンポイント 新札について】
上記以外の基本的なマナーとして、通夜葬儀の香典の際には「まるであらかじめ用意していたようだ」として「新札」はNGとされる場合が大半です。
逆にあまりにも汚いお札もNGなので注意してください。
どうしても新札しかない場合にはいちど二つ折りにして広げると良いとされます。
1-2. 中袋なし・中袋のない香典袋の裏面の書き方は?
中袋には金額、住所氏名を書きます。住所を書くのはお礼状を書く時のために配慮をするものです。
①のように中袋のないタイプでは、香典袋の裏面に住所と金額を直接書きます。
②のように中袋のあるタイプでは、中袋のおもてに金額、裏面に住所氏名を書きます。
香典袋の中袋の裏面の書き方
①中袋のないタイプ
 

中袋なしのとき

表側には「御霊前」などの表書きと氏名を書きます。裏側には住所氏名および金額を書きます。

・通夜、葬儀の場合には薄墨を用います。

・金額を書く場合には、漢数字を用いますが以下のように改ざんされにくい旧字を用いて書きます。
 一 → 壱
 二 → 弐
 三 → 参
(参考:漢数字の書き方>>>

・金額を書く場合、上に金という文字を書くのが通例ですが、「金伍阡円圓也」の末尾のような「也」はつけなくて良いとされています。

・裏面に金額を書くための記入欄が横書きで用意されているタイプの香典袋の場合には、漢字ではなくアラビア数字で3,000円、5,000円、10,000円などと書いても構いません。

②中袋のあるタイプ
  ・表側には金額、裏側には住所氏名を書きます。

・通夜、葬儀の場合には薄墨を用います。

・表側を縦書きで書いた場合には、裏面も縦書きで書きます。

・金額を書く場合、上に金という文字を書くのが通例ですが、「金伍阡円圓也」の末尾のような「也」はつけなくて良いとされています。

※参考:金額の漢数字の書き方>>>
※地方によっては金額も裏面に書く地域もあります。
[中袋のおもて]
金額を書きます
中袋の表側
10000円の場合の書き方例

[中袋の裏]
住所・氏名を書きます

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 2. 5000円の香典の入れ方は 千円札✕5枚?それとも五千円札一枚?

香典の金額として5,000円を用意するときには、1000円札で5枚でも良いのかそれとも5000円札を用意したほうが良いのでしょうか。

5000円の香典

五千円札札 千円札

【5000円の香典を持参するとき】
・通夜や葬儀なら1000円札✕5枚でOK

通夜や葬儀のとき、手元に千円札しかない場合の香典は1000円札✕5枚でも構いません。もし千円札も五千円札も両方ある場合には五千円札を用意しましょう。
理由は、沢山の弔問客が香典を持参されるため、会計係(または遺族)が数える手間や数え間違える可能性をできるだけ少なくするためとのこと。

ただし、通夜や葬儀は「突然のこと」ですから、手元に千円札✕5枚しかなければそのまま持参して構わないと考えられています。

・法要のときにはあらかじめ用意できるため、できるだけ五千円札を用意したほうが良いようです。

 3. 職場や仲間と少しずつ出し合うときの香典の入れ方は?

営業部一同、サッカー部OB一同、など職場や仲間と少しずつ出し合って香典を包むことがあります。そんなときに配慮したいポイントを解説します。

職場や仲間で少しずつ出し合うときの香典
項目 説明
1.キリの良い金額にする
  職場や仲間で少額ずつ出し合う香典でも、トータル金額がまるでカンパや寄付金のように何万何千何百何十何円などという端数のある金額になるのはNGです。
何千円、何万円というキリのよい金額になるようにします。
その際に注意したいのが、四(死を連想する)、九(苦を連想する)がつく金額。これらをさけた金額が望ましいとされます。
2.枚数が少なくなるように
  職場や仲間うちでお金を集めると千円札20枚と五千円札が2枚といった形になることがありますが、これもNG。葬儀の会計係(または遺族)の手間を考えて、トータル枚数が少なくなるように配慮します。
3.お札の向きを揃える
  香典袋にお札を入れる場合、顔のある方が見えないよう、裏が見えるようにするとされています
(※ 気にしなくても良いという考え方もあります。)
お札の向きを気にしない地域の場合でも、二枚以上のお札を入れる時には、お札の面やお金の向きをそろえて入れるようにしてください。
4.新札は用いない
  新札を用いると、まるでご不幸を見越して用意していたようだということから、新札は用いない方が良いとされています(地域によってマナーが異なりますがやはり新札は用いない方が無難です。どうしても新札しか手持ちがない場合には、一旦二つに折ってから袋に入れてください)。

逆に汚れたお札、破れたお札、シワだらけのお札も失礼にあたりますので注意して下さい。
5.メンバーリストを香典袋の中に包む
  中袋がある場合には中袋の外に、中袋がない場合には紙幣の上に、香典を出したメンバーの氏名と住所を書いたリストを入れます。住所は遺族がお礼状を出すことに配慮するものです。リストは便箋に手書きしたものなどで構いません。氏名と住所を箇条書きにします。
【ワンポイント:香典返しの辞退について】
数人で少額ずつ香典を出し合う場合、もし一人あたりの金額が3000円以下の場合には、お返し不要(香典返しは不要)という意味のコメントを書き添えることがあります。
(決まりはありませんが、職場などの場合、一人あたり3000円がひとつのめやすとなります)。
香典返しを辞退するコメントは、中袋の裏面に一行書き添えたり、一筆箋などに書いて香典袋に入れることもあります。上記のようにメンバーリストを入れる場合には、メンバーリストの末尾に「香典返しは辞退したい」旨の一文を書き添えると良いでしょう。

【香典返しを辞退する場合の文例】
一筆箋に書くときや、メンバーリストの末尾に書くなど、書くスペースに余裕があるとき。
(喪主の名前)様
心よりお悔やみを申し上げます
勝手ながらお返しにつきましては辞退させて頂きたくお願い申し上げます
中袋の裏面に書くとき
勝手ながらお香典返しはご辞退申し上げます

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 4. 3000円の香典のときの香典の入れ方は? 1000円の香典のときは?

香典の金額として3000円や1000円を入れる時の入れ方を解説します。

3000円や1000円の香典

1000円札のおもてと裏 香典の入れ方3000円

【3000円や1000円の香典を持参するとき】
・3000円のときはお札の向きを揃える

お札には表と裏があるとされています。
地域差もありますが、もし慣習を気にする地域にお住まいの場合には、見本イラストで紹介しているお札の裏側の面が香典袋の表側に来るようにします。

また、3000円の場合には3枚のお札の向きや面が揃うようにします。
【ワンポイント:香典返しの辞退について】
金額が1000円など、少額の場合には、お返し不要(香典返しは不要)という意味のコメントを書き添えることがあります。
香典返しを辞退するコメントは、中袋の裏面に一行書き添えたり、一筆箋などに書いて香典袋に入れることもあります。辞退する場合の文面は上記 3.職場や仲間で少額ずつ出し合うとき参照>>>

 5. 香典の入れ方 ふくさの使い方

香典袋はふくさ(袱紗)に入れて持参します。汚れたり折れたりしないようにという目的だけでなく、丁寧に包むことで「大切なもの」や心のこもったものを表します。

香典の入れ方 ふくさ

ふくさ・袱紗

ふくさは小さい風呂敷のような形の四角形の布です。最近は簡単に扱える略式タイプのものが増えており、このイラストのような2つ折りタイプの袱紗を金封ふくさと言います。お悔やみとお祝いでは開き方が異なります。

香典を持参するときには左開きの弔事用(お悔やみ)のものを、お祝いの時には、右開きの慶事用のものを用います。
【ふくさ(袱紗)の使い方】
バッグに入れたり、上着の懐(ふところ)に入れたりして通夜や葬儀に持参します。
受付では、ふくさに包んだままバッグや懐から出し、受付係の目の前でふくさから香典袋を取り出します。

右手の上にふくさを乗せ、左手でふくさを開いて中から不祝儀袋を出し、ふくさの口を閉じて香典袋をふくさの上に重ねます。
不祝儀袋は相手から見て正面向きになるように、向きを変えて渡します。
このとき、たたんだ袱紗や金封袱紗を台の代わりにして上に香典や不祝儀袋を乗せ、受付の人に渡しても良いとされています。
一旦、袱紗をたたんでから受付台に置き、両手を香典袋に添えて渡すのが丁寧な形となります。
[参考:ふくさ(袱紗)香典の入れ方・包み方>>>

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