家族葬と会社

■ 家族葬と会社
家族葬を行う場合でも会社・職場に連絡をしなくてはなりません。ここでは一般的な葬儀の場合と比較して、家族葬の場合の会社への連絡や報告の仕方と、社員や遺族から「家族葬で行う」と連絡を受けた時の会社・職場側の対応を解説します。
職場や会社の人からの香典や通夜・葬儀への参列を辞退する場合には会社への連絡の際にきちんと希望を伝えます。辞退や断り方の例も紹介します。
………このページの内容………
▼1. 家族葬の時の会社への連絡・報告
(1-1)社員の家族が死亡した時
(1-2)社員が死亡した時
▼2. 会社側の対応の仕方(社員や遺族から「家族葬の形で行う」と連絡を受けたら)
▼3. 香典や弔問の断り方
 [関連ページ]
・家族葬のマナー>>>
・家族葬の香典>>>
・家族葬の挨拶状 >>>
・家族だけで行う一周忌法要>>>

 1.家族葬の時の会社への連絡・報告

葬儀を家族葬の形式で行う場合、通常は親族などの身内にのみ葬儀に関する連絡をします。しかし故人が会社員であった場合や、遺族が葬儀のために会社を休む場合には会社・職場に連絡、報告をしなくてはなりません。
一般の葬儀と比較しながら、家族葬の時の会社への連絡・報告について解説します。

(1-1)社員の家族が死亡した時

(1-1)社員の家族が死亡した時
1.会社に連絡・報告をする
身内が死亡した時の連絡先は直属の上司です。
一般的には電話連絡となります。
通常は上司から総務部や人事部などの所定の部署に連絡が行く指示系統がありますが、もしなければ(必要に応じて)人事部や総務部などにも自分で連絡します。
家族葬の場合 一般的な通夜・葬儀の場合
・家族が死亡したことおよび故人と自分との続柄を伝え、忌引き休暇を取得する意向を伝えます。
いつまで休暇を取得するのか(何日間休みを取りたいのか)を伝えます。
(忌引き=きびき。近親者が死亡したため会社などを休むこと。慶弔休暇のうち弔事で取得するもの。)

・通夜葬儀の日程を伝え「家族葬」の形で執り行うことを伝えます。必要があれば喪主の氏名も伝えます。

※なおこれらとは別に、忌引き休暇中に仕事に支障が出ないように必要な業務連絡や引き継ぎは必ず行います。
・家族が死亡したことおよび故人と自分との続柄を伝え、忌引き休暇を取得する意向を伝えます。
いつまで休暇を取得するのか(何日間休みを取りたいのか)を伝えます。

・通夜葬儀の日程、喪主の氏名、場所、宗派などを知らせます。


※なおこれらとは別に、忌引き休暇中に仕事に支障が出ないように必要な業務連絡や引き継ぎは必ず行います。
(忌引き休暇=慶弔休暇のうち弔事で取得するもの。)
2.家族葬と一般葬の主な違い
家族葬 一般的な通夜・葬儀

・家族葬の場合は、身内以外の人の参列や香典をお断りすることがあります。
会社に家族が死亡したことを伝える電話連絡の際に、「身内以外の通夜葬儀への参列や弔問をご遠慮願いたい」「香典を辞退したい」などの要望があれば伝えます。

・社員は「忌引き」休暇の取得に必要な手続きを会社に対して行います。

・香典を辞退した場合でも、会社の規定で香典や供花が出されるようであれば受け取ります。また、会社の規則で「慶弔金」が支給されるようであれば香典とは別に受け取っても構いません。

・一般的な通夜・葬儀では、社員の家族が死亡した場合には、直属の上司や総務部の担当者などが葬儀または通夜に参列または弔問し、香典を持参するかあるいは出社後に香典を渡します。
遠方などの理由で出席できない場合には会社名で弔電を打ちます。そのため、通夜や葬儀の日時や会場、喪主名、宗派を必ず会社に知らせます。

・会社からの香典や慶弔金は受領します。もし上司や同僚などの個人から香典を受け取った場合には慣例に従って香典返しを用意することになります。

 1.家族葬の時の会社への連絡・報告

(1-2)社員が死亡した時

(1-2)社員が死亡した時
1.会社に連絡・報告をする
社員が死亡した時の連絡先は直属の上司ですが、もし誰に連絡をすべきかがわからない場合は会社(総務部または人事部)あて連絡します。
一般的には電話連絡となります。
担当部署がわからない場合は、社員名 およびその社員との続柄を告げ、用件が「社員の死亡連絡」である旨を伝え、担当部署に電話をつないでもらうようにします。
 
家族葬の場合 一般的な通夜・葬儀の場合
・遺族は、社員が死亡したこと および故人と自分との続柄を伝えます。

・通夜葬儀の日程を伝え「家族葬」の形で執り行うことを伝えます。必要があれば喪主の氏名も伝えます。
 
・遺族は、社員が死亡したことおよび故人と自分との続柄を伝えます。

・通夜葬儀の日程、喪主の氏名、場所、宗派などを知らせます。
2.家族葬と一般葬の主な違い
家族葬の場合 一般的な通夜・葬儀の場合

・家族葬の場合は、身内以外の人の参列や香典をお断りすることがあります。
会社に社員が死亡したことを伝える電話連絡の際に、「身内以外の通夜葬儀への参列や弔問をご遠慮願いたい」「香典を辞退したい」などの要望があれば伝えます。

香典を辞退した場合でも、会社の規定で香典や供花が出されるようであれば受け取ります。また、会社の規則で「慶弔金」が支給されるようであれば香典とは別に受け取っても構いません。

・一般的な通夜・葬儀では、社員が死亡した場合には、直属の上司や総務部の担当者などが葬儀または通夜に参列または弔問し香典を持参するかあるいは出社後に香典を渡します。
遠方などの理由で出席できない場合には会社名で弔電を打ちます。そのため、通夜や葬儀の日時や会場、喪主名、宗派を必ず会社に知らせます。

会社からの香典や慶弔金は受領します。もし上司や同僚などの個人から香典を受け取った場合には慣例に従って香典返しを用意することになります。

スポンサードリンク

 2.会社側の対応の仕方
(社員や遺族から「家族葬の形で行う」と連絡を受けたら)

 葬儀を家族葬の形で行います、と連絡を受けたら会社側も一般的な訃報とは異なる対応をしなくてはなりません。

家族葬の場合の会社の対応のしかた
◆社内に「訃報の内容と、家族葬であること」を社員に周知する。
社内で訃報を告知する際には、「家族葬であること」をはっきりと知らせます。
家族葬の時には、身内だけで静かに故人を送りたいものという主旨を説明し、弔問や通夜葬儀への参列を慎むよう周知が必要です。

また、遺族から「香典、供花、供物も辞退したい」との申し出があった場合には香典や供花、供物も遠慮するようにはっきりと周知します。

・もし遺族が「香典は辞退したい」と伝えてきた場合には、職場の上司や同僚が香典を送るのも許されません。どうしてもお悔やみの気持ちを表したい場合には供花やお供物を送ります。

・もし遺族が「香典、供花、供物は辞退したい」と伝えてきた場合には、職場の上司や同僚が香典、供花、供物を送るのもNGです。
◆弔電、供花、香典の手配をする
下記は慶弔に関する社内規定が定められている場合に総務部などの担当部署が会社として実施します。
・社内規定に従って、弔電を打ちます。
・社内規定に従って、供花を送ります。
・社内規定に従って。香典を出します。

ただし、香典は家族葬の葬儀の時には持参せずに出社後の社員に手渡すか、遺族に送ります。
◆家族葬で行うことを知った時、同僚ができることは?
社員やその家族が逝去した時、葬儀を家族葬で行うと知らされた場合に同僚にできることは以下のとおりです。

①弔問はせず、香典だけを出社後に渡します(本人逝去の場合は遺族に送ります)。部署名などの名義で連名で香典を包むこともあります。

②遺族が香典を辞退している場合は、先方が気を使わないように供花または供物を送ります。部署名などの連名で出すこともあります。
 香典よりも供花のほうが遺族がお返しを気にせずに済むとされますが、可能であれば「お返し等のご配慮は不要でございます」などの一文を添えます。

③遺族が香典も供花もお供物も辞退している場合には、弔電を打つ、お悔やみ状を出すなどが可能です。

スポンサードリンク

 3.香典や弔問の断り方

家族葬を行う場合、身内だけで過ごしたいとの気持ちから香典や弔問を断ることがあります。香典を頂いた場合の香典返しの手配に時間をとられず静かに故人を偲びたいとの思いもあるようです。

弔問や香典を断る場合
家族葬なら…【知らせる範囲を限定する】
・通夜、葬儀の日程や場所は親族など身内にしか知らせない。
・本人または本人の家族が死亡した場合、会社への報告は必要な範囲に限定する。
・故人の友人や知人などには、後日、挨拶状の形で報告する。
・ご近所には必要な範囲で知らせ、家族葬であることや、香典、弔問を辞退したい旨をはっきりを知らせる。
家族葬を後日知らせる場合の例文
ごく身内だけで葬儀を行いたい場合に、親族以外の人への知らせを意図的に後日にすることがあります。挨拶状などの形で故人の逝去を知らせます。
その際、もし弔問や香典を辞退したい場合にはその旨を明記します。

[後日 死亡と家族葬を済ませたことを知らせる場合の通知文例]
下記は弔問や香典、供花を辞退したい場合の文例です。
慣例上、文中に句読点は用いません。
祖父 佐藤長生 儀 五月一日に逝去致しました
すぐにお知らせすべきところ ご通知が遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます なお葬儀は五月三日に身内だけで相済ませました
祖父の逝去に際し 甚だ勝手ではございますが 御弔問ならびに御香典 御供花等のお心遣いを賜ります事は固く辞退させて頂きたくお願い申し上げます
ここに謹んでご通知申し上げますとともに故人が生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます
 平成○○年五月
郵便番号 住所
喪主 佐藤長成
親族一同
もしも遺族が弔問や香典、供花を辞退しない場合には、上記文例中の
祖父の逝去に際し 甚だ勝手ではございますが 御弔問ならびに御香典 御供花等のお心遣いを賜りますことは固く辞退させて頂きたくお願い申し上げます」
の部分をカットします。
 

スポンサードリンク

 [関連ページ]
・家族葬のマナー>>>
・家族葬の香典>>>
・家族葬の挨拶状 >>>
・家族だけで行う一周忌法要>>>
パソコン表示スマホ表示