………このページの内容……… |
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▼1.法事・法要 参列者の服装(四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、それ以降) |
▼2.法事・法要 遺族の服装(四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、それ以降) |
▼3.法事・法要とは |
1.参列者の服装(四十九日,一周忌,三回忌,七回忌以降)
初七日の法要は葬儀と同じ日に行なわれることが多く、服装に関しても葬儀の時の喪服のままで出席します。
四十九日を過ぎると、遺族以外の友人・知人が法事・法要に出席する機会は年を経るごとに次第に少なくなっていきます。
下記に法事法要に出席する場合の服装を説明いたします。
(1)法事(初七日、四十九日、初盆、一周忌の頃まで)の会葬者・参列者の服装 | ||||||||
会葬者・参列者 男性 (初七日、四十九日、初盆、一周忌の頃まで) | ||||||||
参列者の服装 | ポイント | |||||||
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●参列者は、一周忌(または初盆)の頃までの法事・法要に参列する際には略式礼服、喪服を着用します。 ワイシャツは白で、スーツ、ネクタイ、靴下、靴はすべて黒となります。スーツはシングル・ダブルのいずれでも構いません。 ●ポケットチーフは入れないか、真っ白のいずれかになります。 [冬] ●皮ジャンなど皮革製品は殺生を連想するためNGとされます。 コートを着用して行った場合には、会場に入る前に脱ぐのがマナーです。自宅で法要が営まれる場合には、玄関に入る前に脱ぎます。会場内での寒さ対策は、アンダーウエアをしっかり着るか、使い捨てカイロなどを活用してください。 |
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(1)法事(初七日、四十九日、初盆、一周忌の頃まで)の会葬者・参列者の服装 つづき | |||||||
会葬者・参列者 女性 (初七日、四十九日、初盆、一周忌) | |||||||
参列者の服装 | ポイント | ||||||
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●参列者は、一周忌(または初盆)の頃までの法事・法要に参列する際には略式礼服、喪服を着用します。 [夏] ● 夏であっても露出の多い服はNG。生足も避け、黒ストッキングを着用して下さい。 [冬] ●毛皮や皮革製のコートやジャケットの着用は殺生をイメージするためNGとされています。 ブーツは本来のマナー上はNGなのですが、厳寒期の法事・法要に参列する場合などに着用するケースもあります。但し、本来は履き替え用の黒い靴を持参し、会場に付く直前に履き替えるのが良いと思います。 ●コートを着用して行った場合には、会場に入る前に脱ぐのがマナーです。自宅で法事法要が営まれる場合には、玄関に入る前に脱ぎます。 |
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(1)法事(四十九日、初盆、一周忌の頃まで)の会葬者・参列者の服装つづき | |||||
会葬者・参列者 子供・学生 (初七日、四十九日、初盆、一周忌の頃まで) | |||||
参列者の服装 | ポイント | ||||
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●学校指定の制服がある場合には制服を着用します。 ●親族以外の参列者は、赤ちゃんは連れていかない方が無難です。 ●子供であってもあまりにもカジュアルな服装や派手な色彩はNGです。 [夏]暑い季節でもあまり露出の多い服装はさけるようにします。はだしは不可。ソックスを履くようにします。 靴もサンダル、ミュールなどは不可です。 [冬] ●コートを着用して行った場合には、会場に入る前に脱ぐのがマナーです。自宅で法事法要が営まれる場合には、玄関に入る前に脱ぎます。 |
(2)法事(三回忌以降)の会葬者・参列者の服装 | ||||||||
●三回忌以降の法要には、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌などがあります。三回忌を過ぎると次第に親族だけ、遺族だけで法要がおこなわれるようになっていきます。 | ||||||||
会葬者の男性 (三回忌以降、七回忌ほか) | ||||||||
会葬者の服装 | ポイント | |||||||
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●三回忌以降は、遺族以外の友人・知人の参列者は次第に少なくなっていきます。また、案内状にも「平服でおこし下さい」といった記載が見られるようになります。 ただし「平服」と書かれていてもカジュアルすぎる服装はNGです。グレー、紺などのダークスーツの着用をおすすめします。派手な色の服装や光る時計やアクセサリーなどの着用は避けてください。 [冬] ●皮ジャンなど皮革製品は殺生を連想するためNGとされます。 コートを着用して行った場合には、会場に入る前に脱ぐのがマナーです。自宅で法要が営まれる場合には、玄関に入る前に脱ぎます。会場内での寒さ対策は、アンダーウエアをしっかり着るか、使い捨てカイロなどを活用してください。 |
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会葬者の女性 (三回忌以降、七回忌ほか) | ||||||||
会葬者の服装 | ポイント | |||||||
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●三回忌以降は、遺族以外の友人・知人の参列者は次第に少なくなっていきます。また、案内状にも「平服でおこし下さい」といった記載が見られるようになります。 ただし「平服」と書かれていてもカジュアルすぎる服装はNGです。グレー、紺などのダークスーツの着用をおすすめします。派手な色の服装や光る時計やアクセサリーなどの着用は避けてください。 [夏] ● 夏であっても露出の多い服はNG。生足も避けて下さい。 [冬] ●毛皮や皮革製のコートやジャケットの着用は殺生をイメージするためNGとされています。 ブーツは本来のマナー上はNGなのですが、厳寒期の法事・法要に参列する場合などに着用するケースもあります。但し、本来は履き替え用の黒い靴を持参し、会場に付く直前に履き替えるのが良いと思います。 ●コートを着用して行った場合には、会場に入る前に脱ぐのがマナーです。自宅で法事法要が営まれる場合には、玄関に入る前に脱ぎます。 |
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(2)法事(三回忌以降)の会葬者・参列者の服装 つづき | |||||
会葬者 子供・学生 (三回忌以降、七回忌ほか) | |||||
会葬者の服装 | ポイント | ||||
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●学校指定の制服がある場合には制服を着用しますが、地味な服装であれば制服以外でもOKです。 ●親族以外の参列者は、赤ちゃんは連れていかない方が無難です。 ●子供であってもあまりにもカジュアルな服装や派手な色彩 はNGです。 [夏]暑い季節でもあまり露出の多い服装はさけるようにします。はだしは不可。ソックスを履くようにします。 靴もサンダル、ミュールなどは不可です。 [冬] ●コートを着用して行った場合には、会場に入る前に脱ぐのがマナーです。自宅で法事法要が営まれる場合には、玄関に入る前に脱ぎます。 |
2.遺族の服装(四十九日,一周忌,三回忌,七回忌以降)
遺族の場合は三回忌の頃までは喪服(正礼装または略礼服)を着用します。弔事なので基本カラーは黒(男性のネクタイは黒一色、草履や足袋は黒または白となり、女性もストッキングやバッグ、靴などは黒)になります。もうひとつのポイントとして光るものは避ける、と覚えてください。
(1)法事(初七日、四十九日、初盆、一周忌、三回忌まで)の遺族の服装 | ||||||||||
男性 遺族(初七日、四十九日、初盆、一周忌、三回忌まで) | ||||||||||
遺族の服装 | ポイント | |||||||||
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●遺族の場合は四十九日を過ぎ、一周忌、三回忌までは正礼装(または略礼服)の着用が望ましいとされます。 男性は和服でなく洋服が一般的です。 |
女性 遺族 | ||||||||
遺族の服装 | ポイント | |||||||
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●遺族の場合は四十九日を過ぎ、一周忌、三回忌までは正礼装(または略礼服)の着用が望ましいとされます。 [夏] ● 夏であっても露出の多い服はNG。生足も避け、黒ストッキングを着用して下さい。 [冬] ●毛皮や皮革製の衣類の着用は殺生をイメージするためNGとされています。 |
子供・学生 遺族 | |||||||
遺族の服装 | ポイント | ||||||
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●学校指定の制服がある場合には制服を着用します。 ●子供であってもカジュアルな服装や派手な色彩はNGです。 [夏]暑い季節でもあまり露出の多い服装はさけるようにします。はだしは不可。ソックスを履くようにします。 靴もサンダル、ミュールなどは不可です。 [冬] ●毛皮の衣類は殺生をイメージするためタブーとされています。 |
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(2)法事(七回忌以降)の遺族の服装 | ||||||
●三回忌以降の法要には、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌などがあります。三回忌を過ぎると次第に親族だけ、遺族だけで法要がおこなわれるようになっていきます。 | ||||||
男性 遺族(七回忌以降、十三回忌ほか) | ||||||
遺族の服装 | ポイント | |||||
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●遺族も七回忌以降は喪服の着用でなくても構わないとされています。(但し地方や家柄、格式によっても異なりますので事前に遺族で相談してください) | |||||
女性 遺族(七回忌以降、十三回忌ほか) | ||||||
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●遺族も七回忌以降は喪服の着用でなくても構わないとされています。(但し地方や家柄、格式によっても異なりますので事前に遺族で相談してください) | |||||
子供・学生 遺族 (七回忌以降、十三回忌ほか) | ||||||
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●遺族も七回忌以降は喪服の着用でなくても構わないとされています。(但し地方や家柄、格式によっても異なりますので事前に遺族で相談してください) |
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法事・法要での遺族の服装 |
その他 |
レンタルについて |
・和服などについてはレンタル品を利用することができます。故人の葬儀だけでなく、社葬などで正式な衣装が必要な場合などには便利です。 葬儀社に相談されることをおすすめします。 また着付けも美容院などで予約することができます。 ・レンタルとして利用できるもの 男性用和服、女性用和服(黒無地紋付)、紳士用礼服(モーニング、略礼服)など。 ・注意 洋服の場合の靴下やストッキングのほかに、和服の場合の肌襦袢(はだじゅばん)やタオル、足袋などは購入または持参してくださいと言われることがあります。予約の際に確認してください。男性はワイシャツや靴下などは持参するケースが大半です。 |
3.法事・法要とは?
仏教の法事・法要
仏教において故人を供養する儀式を法事・法要と言います。現在では法事と法要はほとんど同じような意味に使われることが多いのですが、もともとは法事は仏教の儀式全般をさす言葉でした。
亡くなってから七日目に行う「初七日」から、四十九日めに行う「四十九日」までの法要を追善法要と言い、四十九日目で忌明けとなります。この間、初七日以外の法要はふつうは遺族だけで供養が行なわれますが、四十九日の法要だけは忌明けの日として親族・友人・知人たちも参列し、僧侶による読経のあと、焼香や会食が行なわれます。
●追善法要と年忌法要
[追善法要]
四十九日までの間、七日ごとに閻魔大王(えんまだいおう)による裁きが行なわれ、最終的に極楽浄土にいけるかどうかの判決が下されるのが四十九日目だと言われています。閻魔様に少しでも良い判決をしてもらうために故人が生前に行なった善行に(ぜんこう=よいおこない)、遺族が祈ることによって善を足す、善を追加するという意味で「追善法要(ついぜんほうよう)」と呼ばれます。
[年忌法要]
命日から一年目、三年目、七年目など、節目となる年ごとに行われる法要を年忌法要と言い、一周忌とは亡くなってから満一年目の同月同日のことを言います。また、命日と同じ月の同じ日が毎年一年に一度やってきます。この日のことを祥月命日と言います。
●四十九日は非常に重要
四十九日は忌明けということで、故人を供養するにあたってひとつの節目となります。そのため、「納骨・納骨式」は四十九日に合わせて行なわれることが最も多いほか、仏壇が無いお宅ではこの日までに新規に仏壇を準備し「開眼供養」は四十九日の法要までに行なわれます。
[納骨・納骨式]
=遺骨をお墓に埋葬する儀式。納骨は四十九日に行なわれることが多いようです。
四十九日の日に行なわない場合でも遅くとも三回忌の頃までに済ませます。
[開眼供養]
=仏壇開きとも言われ、魂を入れた本位牌を仏壇に安置する儀式です。
[香典返し]
=通夜・葬儀に香典を頂いた相手に、お礼状を添えて香典返しを送ります。
一般的には四十九日の忌明けにタイミングを合わせて手配をします。
※参考ページ「香典返し」>>>
※参考ページ「四十九日」>>>
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◆仏教の主な法事の名称と日数の数え方 | ||
法要の名前 | 時期 |
追善法要 | |
初七日 (しょなぬか) | |
・初七日は、本来は亡くなってから7日目に行われるのですが、最近は遺族や知人の日程に配慮し、葬儀当日に、火葬場から戻ってきてから遺骨を迎える儀式(還骨勤行=かんこつごんぎょう)と合わせて行われることが多いようです。 | |
この間、14日目、21日目、28日目、35日目、42日目といった具合に、七日ごとに法要があります。それぞれ名称がついており、例えば14日めは「二七日忌(ふたなぬか)」21日めは「三七日忌(みなぬか)」となります。これらの法要はふつう遺族のみで行われます。 [法要の日程を決める際の日数の数え方] 百箇日までの法要は、亡くなった日を含めて日数を数えます |
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四十九日(しじゆうくにち) | |
49日目 忌明けの法要がなされます |
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追悼法要 | |
初盆・新盆 (はつぼん)( にいぼん) | |
(死後の日数とは関係なく)初盆の法要は、四十九日を過ぎてから初めてのお盆に行います。四十九日よりも前にお盆が来た場合には、翌年に初盆の法要を行います。 お盆の時期は地域によって異なりますが、旧暦のお盆なら7月。一般的には8月の13日〜16日です。 |
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百箇日(ひゃっかにち) | |
百箇日の法要は、亡くなってから100日目に遺族のみで供養をします。 [日数の数え方] 百箇日までの法要は、亡くなった日を含めて日数を数えます |
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年忌法要 | |
一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌といった具合に、年忌法要があります。 一周忌は亡くなってから満一年目に行ないますが、他の「○回忌」という法要は満年数マイナス一年で行ないます(例えば七回忌は満七年目ではなく、満六年目の命日に行ないます) 年忌法要は、命日から年数が経つほど遺族のみで行われるようになります。 |
※法事・法要の儀式の流れや詳細は「法事・法要」のページでご説明しております>>>