箸の持ち方・使い方

正しい箸の持ち方は?
正しい箸の持ち方は、一本を親指と人差し指と中指の三本の指で自在に動かせるように持ち、もう一本は親指の付け根と薬指の第一関節で支えます。
基本の箸の使い方として箸を持ち上げる時、箸を置く時、お茶碗を持ちながら箸を取る時、割り箸を割る時の作法や、やってはいけない箸マナーの例(迷い箸、渡し箸、涙箸、ねぶり箸、指し箸、箸渡し等)を紹介します。
………このページの内容………

1. 箸の正しい持ち方

 ・正しい持ち方かどうかのチェック
 ・持ち上げる時、置く時
 ・お茶碗を持ちながら箸を取る時
2. 割り箸の割り方
3. やってはいけない箸マナー「嫌い箸」

1.箸の正しい持ち方

和食を食べる時にはお箸を使います。お箸の使い方が美しいとそれだけできちんとした印象を相手に与えます。ここではお箸の正しい持ち方を解説します。

お箸の正しい持ち方
正しい持ち方かどうかのチェック

お箸の持ち方が正しくできているかをチェックする方法として以下のような方法があります。正しい持ち方なら、以下すべてがイエスとなります。

1. 一本を親指と人差し指と中指の三本の指で自在に動かせるように持っていますか?

2. もう一本は、親指のつけ根と薬指の第一関節のところで支えていますか?
3. 二本の箸の先端はきちんとくっつき、反対側はきちんと離れていますか?
4. 二本の箸の先端を自在のスピードでカチカチと音をたてて合わせることができますか?
お箸を持ち上げる時、置く時
3ステップで取る、置く
【持つ時】

箸の取り方1

①右手で箸の中ほどを持ち上げる

箸の取り方2

②左手を下から添え、箸を支え持つ

箸の取り方3

③右手を持ち替える

箸の取り方3

③右手だけで正しく箸を持つ
【置く時】

箸の取り方3

①左手を下から添え、箸を支え持つ

箸の取り方2

②右手で箸の上側から箸の中ほどを持つ

箸の取り方1

③右手で箸置きに箸を置く

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お茶碗とお箸を持つ時、および お椀とお箸を持つ時
お箸と茶碗を持つ時の持ち方
以下の要領でお茶碗とお箸を持ちます。

茶碗を持つ

①[茶碗を両手で持ち上げる]
両手で茶碗を持ちます。

②[左手だけで茶碗を持つ]
左手の小指と薬指を茶碗の底にそえて茶碗を左手だけで持ちます。

(左手での一般的なお茶碗の持ち方でOK)
  

茶碗と箸を持つ

③[右手で箸を持ち上げる]
右手で箸を上からつかんで持ち上げます。

茶碗と箸を持つ

④[箸の先端を左手の小指にはさむ]
右手で箸を上からつかんだままの状態で、箸先を茶碗を持った左手の小指にはさみます。

茶碗と箸

⑤[右手を持ち替えて箸を持つ]
右手を持ち替えて箸をきちんと持ちます。

箸と茶碗を持つ

⑥[左手の小指から箸の先端を離す]
左手の小指でつかんでいた箸の先端を話、右手だけで箸を持ちます。

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食事の途中で箸を置く時

渡し箸

[渡し箸は厳禁。箸置きに置く
食事の途中で箸を置く時、茶碗や小皿の上にイラストのように縁から縁へ箸を渡すように置くことを「渡し箸」と言い、NGです。
必ず箸置きに置きます。
[箸置きがないとき]
箸置きがないお店の場合には、割り箸の箸袋を結んで箸置きを作り、箸置きの代わりにします。
箸袋がない時には懐紙を用いても良いでしょう。

[箸置きを作っている間(箸袋を結ぶ作業中には)、割り箸はどこに置く?]
一番手前の小さな受け皿の縁に先端だけをかけて置きます。くれぐれも渡し箸にならないように。
茶道の懐石膳では箸先の部分だけをお膳の左側の縁に乗せるという作法があり、お膳がある場合にはこのやり方も良いでしょう。
味噌汁など、お椀で汁物や吸い物を飲む時
お箸の先は汁の中に入れた状態で汁を飲みます。
箸先を出したまま汁を飲むと箸先を相手に向けることになり(刺し箸)NGです。

または、汁だけを飲む時には箸を箸置きに置いて、両手でお椀を持って飲むほうむしろ美しく見えます。

2.割り箸の割り方

割り箸を割る時、上を向けて大げさに割ったり、割り箸の先端をこすり合わせたりするのはマナー違反です。ここでは割り箸の割り方、置き方などを解説します。

割り箸の割り方マナー

割り箸のNGな割り方

[NGな割り方]
割り箸の割れた方を上に向けて左右に開いて割るのはマナー違反です。

割り箸の割り方

[正しい割り方]
割り箸の割れた方を左に向け、右手を上に、左手を下に添えて上下に割ります。
割り箸を割る作業はひじをまげて、膝の上や手元で行います。  
食べ終えたら

割り箸

[箸置きに置きます]
食事を終えたら箸を器に乗せたりせず箸置きに置きます。

[箸置きがない場合]
箸袋に入っていた箸の場合には、箸袋に入れて置いても良いでしょう。
箸袋はそのまま使わず、先端を折って箸を入れます。
もし、箸置きがなくて、箸袋で箸置きを作った場合には箸の先端を結び目に入れます。使用して汚れたところを隠す形になります。

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3.やってはいけない箸マナー「嫌い箸」

嫌い箸という言葉をご存知ですか?(読み方=きらいばし)嫌い箸とは、日本料理・和食を食べるときにマナー違反となるお箸のマナーのことをさします。気づかないうちについやってしまっていませんか?
下記はお箸の使い方に関するNG集です。

箸マナーNG集(主なNG例一覧)
名称 NGマナー
迷い箸 どれを食べようかと、お箸を持った手でお皿の上で迷うしぐさはNG
渡し箸

渡し箸

[渡し箸は厳禁。箸置きに置く
食事の途中で箸を置く時、茶碗や小皿の上に(イラストのように)縁から縁へ箸を渡すように置くことを「渡し箸」と言い、NGです。
必ず箸置きに置きます。
皿や食器の上に箸を渡して置く(器の両側に渡るように置く)のはNG。
お箸は箸置きに置きます。

涙箸 箸で持ち上げた食べ物から汁をポタポタ落とすのはNG。左手で器を手に持ってガードします。
ねぶり箸 箸先をなめたりしゃぶるのはNG。
指し箸 箸の先で人やものを指すのはNG
刺し箸 箸で突き刺して食べるのはNG。
(例えば里芋など)
箸渡し 箸で持ったものを箸から箸に渡すのはNG・
(例えば離れたところにあるおかずを箸で取ってもらって、箸で受け取るのはNG。かならず小皿などの器で取ってあげる・取ってもらうようにします。)
かきこみ箸・かき箸 汁物と一部の献立(例えばお茶漬けなど)以外は、器に口をつけて箸でかき込むのはNGです。
なみだ箸 汁気の多い食べ物を持ち上げたときに、汁がポタポタ落ちないように汁気をきちんときってから持ち上げます。

汁気を切るときには器のふちを使うとうまくできます。
手のひらよりも小さな器なら器を手に持って食べます。
すくい箸 箸先を2本くっつけて、下からすくいとるようにして食べる食べ方はNGです。豆などはスルッと滑り落ちて粗相をすることにもつながります。食べ物は箸で掴むか挟んで(つかむかはさんで)食べます。
寄せ箸 遠くの器を箸を使って自分の方に引き寄せるのはNG。
お箸に関するその他のNGマナー
遠くにある料理は 離れたおかずを箸でつまんでそのまま口に持ってくるのはNG。
小さい器なら(近くに持ってくるか、もしくは)器を持って食べ、大きい器ならおかずを取り皿に分けとって食べます。
ごはんをお代わりする時は 箸をもったままご飯のお代わりを頂くのはNG。
お代わりをするときは、必ず箸を箸置きにおいて両手で茶碗を渡します。
蓋を取る時は 箸を持ったまま吸い物、汁物、茶碗蒸し、その他の蓋のある食器の蓋を取るのはNG。
これらの蓋を取る時には箸を箸置きに置いて両手を使います。
一度箸で取ったものは 自分の箸で一度つまんだものをまた置くのはNG。
手を付けたものは口に入れます。口に入れないものは手をつけてはいけません。
ご飯に箸を突き立てるのは お茶碗のご飯の真ん中に箸を突き立てるのはNG。
仏壇にお供えするご飯をさすと言われます。
下からほじり出して食べるのは 嫌いなものを避けて、下から好きなものをほじくり出して食べるのはNG。
なるべく上に盛られているものから食べるのが美しい食べ方です。

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