肉の食べ方

洋食・フレンチ・フランス料理マナー 肉の食べ方は?
肉料理・肉の食べ方マナーとは? 肉料理を食べる時の基本は、ナイフとフォークを使い、左端から食べやすい大きさに切って食べます。最初にすべてを切ってしまうのではなく、食べるたびにその都度切り分けて食べます。このページではステーキ、骨付き肉の食べ方や肉料理の種類、焼き方、テーブルマナーを解説します。
………このページの内容………

1. 肉料理・肉の食べ方は?

 ・肉料理の材料は?
 ・ステーキの食べ方は?
 ・骨付き肉の食べ方は?
 ・その他の料理の食べ方は?
    串焼き料理の食べ方、
 ・肉の部位別料理法

2. 肉・肉料理のオーダーのしかたは?

 ・ステーキのおいしい焼き加減は?美味しい焼き方は?

1.肉料理・肉の食べ方は?

フレンチのフルコースでは、魚料理と肉料理が必ず出されます。
肉料理のアントレと言います。まずは代表的な肉料理と食べ方をご紹介します。

肉料理の材料は?

肉料理

肉類を主材料としたメニュー「アントレ」の材料は以下のとおりです。
フランス料理では、牛、豚、鶏、鴨、鹿、雉などが主材料となります。

骨付き肉などで、もしフィンガーボールが出されたら手を使って食べも良い料理という合図です。
骨付き肉の食べ方もこのページで解説しています。
ステーキの食べ方は?

ステーキ肉に適した肉の部位は?

ステーキは、肉そのものの美味しさを味わう料理法なので、素材としての肉の選び方が味を左右します。肉の部位によっては調理することにより固くなってしまうため、ステーキに適した肉を選ぶことが大切です。

◆サーロイン…適度な脂身があり、軟らかくてステーキに適しています。

◆フィレ、またはヒレ…脂肪分が少ない赤身でステーキに適しています。柔らかくサッパリしているため女性や高齢者にも人気です。

◆ランプ…ステーキの中では比較的手頃な赤身肉です。ヒレ肉やサーロインに次ぐ柔らかさでクセがない上、豊かな風味があります。

●リブロース…適度な霜降りで味わいも十分。ステーキに適しています。

他の部位はステーキ以外の料理・調理法のほうが美味しく食べられます。
 

ナイフとフォークの切り方

食べ方は?

左手のフォークで切りたい料理を刺して抑え、右手のナイフを引くようにして切ります。
全部を切ってしまってから食べるのではなく、その都度食べる分だけ切ります。

切る時には料理の左端から、食べやすい大きさになるように切ります。料理を切る時には左端から切っていくと、食べやすいだけでなくお皿に残っている料理も美しく見えます。

もし切ったものが大きい時には、一口サイズにするために、さらに半分にすることもあります。

フォークを右手に持ち替えるのはNGです。右手にナイフ、左手にフォークを持った状態で食べます。

付け合わせの野菜などがあれば付け合せもバランス良く食べ進むようにします。

なお、ハンバーグの食べ方もステーキと同様となります。
ソースのかけ方は?

料理とは別の容器にソースが添えられている場合には、以下のようにします。
とろみのあるソースは皿の手前の方にかけ、切り分けた肉をソースにつけて食べます。とろみのないソースはステーキにかけて食べます。
骨付き肉の食べ方は?

骨付き肉は手で食べてもいいの?

骨付き肉と一緒にフィンガーボールが用意された場合には、手を使って食べても良いとされます。しかしいきなり手で持ってかぶりつくのではなく、基本はナイフとフォークを使います。

①左手のフォークで肉を押さえ、右手のナイフで骨と肉のキワの部分にナイフを入れます。骨と肉の間を切り開くようにして骨から肉を切りとります。

②肉の部分はステーキと同様、左端からナイフとフォークで一口大に切って食べます。
付け合わせの野菜などがあれば付け合せもバランス良く食べ進むようにします。

③上記を終えても、もし骨に肉がついていたら手で持って食べても良いとされます。
食べ終えたあとの骨は、皿の奥の方にまとめます。
この段階であれば紙ナプキンを上からかぶせるようにして骨を持ち上げ、骨を持っても良いとされます。

④フィンガーボールで指先を洗います。片手ずつ行うとスマートです。
 

スペアリブの場合は手で食べてもいいの?

スペアリブの場合は、小さなものなら手で持ってそのまま食べても良いとされます。食べ終えたあとの骨は皿の奥の方にまとめておきます。

お店によっては、手で持つための紙ナプキンなどが用意されていることもあります。
食べ終えたあとの骨は、紙ナプキンと一緒にお皿の奥の方に(一箇所に)まとめておきます。骨の上に紙ナプキンをかぶせて食べたあとを隠すようにします。

食べた後の指はフィンガーボールで洗います。フィンガーボールがない場合はおしぼりなどを使います。
 

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その他の肉料理の食べ方は?

串焼き(ブロシェット)の食べ方は?

串焼きの場合には、熱いうちに串を抜きます。左手のフォークで肉を押さえ、右手で串を持って引き抜きます。肉・野菜、まずはすべてを串から抜きます。

抜いた後の肉や野菜は、ナイフとフォークで食べやすい大きさに切って食べます。
  

肉の部位別料理法

料理法に合った肉の部位は?


肉のタンパク質は加熱すると硬くなるため、調理の方法に合わせた肉の部位を知っていると便利です。下記に参考例として牛肉の部位別 料理法の一例を簡単に紹介します。

ステーキに適した肉…軟らかく、肉そのものの美味しさもある サーロイン、フィレ、ランプ、リブロース
すき焼きなど霜降り・脂が適度に必要な料理 肩ロース、リブロース
しゃぶしゃぶなど霜降り・脂が適度に必要な料理 サーロイン、肩ロース
カレー…肉を軽く炒めて加えるカレーと、長時間煮込むカレーとでは肉を使い分ける。 肩ロース、内もも肉、外もも肉など。
ビーフカツ フィレ
牛丼 バラ肉
ひき肉料理に適した肉 首肉
煮込む料理や、シチューに適した肉 ほほ肉、すね肉、テール、外もも肉(最も硬い部位)
しんたま(しんたまの中でも部位によって使い分けます)
ローストビーフ 内もも肉(内もも肉の中でも部位によって使い分けます)
焼き肉 しんたま(しんたまの中でも部位によって使い分けます)

2.肉・肉料理のオーダーのしかたは?

ステーキを注文する時には焼き加減を尋ねられます。
オーダーの際はぜひ以下を参考にしてください。

ステーキの美味しい焼き方は?
ステーキのおいしい焼き加減は?
肉は火を通しすぎると硬くなる性質があります。
特に脂身が少ない肉や、硬い部位の場合には加熱しすぎると硬くなるのでその肉に合った焼き加減をオーダーしましょう。

鉄板焼きステーキなどのように対面型で調理してくれるお店の場合には、シェフにオススメは?と聞くのもアリです。
焼き方の名前 特徴
ウェルダン 肉の中心まで良く焼いたもの
ミディアムウエルダン やや良く焼いたもの
ミディアム 中間くらい
ミディアムレア 中間よりやや生に近いもの
レア 中心部は生に近い。
ほぼ、表面のみを焼いたもの
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