袱紗

■ 袱紗について
袱紗とは、絹や縮緬(ちりめん)などでできた四角形の布で一重あるいは二重に縫製されています。物を包むのに用い、主に進物や祝儀袋、不祝儀袋などを包みます。
ご祝儀袋は、袱紗(ふくさ)に包んで持参します。当日受付で懐やバッグから袱紗に包んだまま取り出し、目の前で袱紗から祝儀袋を出して先方から見て正面 になるように差し出します。
このページでは袱紗の包み方・渡し方を解説します。
………このページの内容………
▼1. 袱紗の使い方
  袱紗の用途と色、袱紗の種類
▼2. 袱紗の包み方(祝儀袋を包む)
  台付きふくさ・爪付きふくさ
  祝儀袋の出し方

1.袱紗の使い方

結婚祝いなど、ご祝儀袋を結婚式披露宴当日に渡す時には、ふくさに包んで持参し受付に出します。
まずは袱紗の色と種類について説明します。

(1)袱紗の用途と色
ふくさに用いられる主な色と用途をご紹介します。
下記以外にも様々な色のものがありますが、暖色系の明るい色は慶事用、寒色系の沈んだ色は弔事用と覚えておきましょう。紫色はどちらにも使えるとされています。
用途
お祝い事・慶事用
  オレンジ ふじ えんじ ローズ 紫(※)
               
お悔やみ事・弔事用
  深緑 灰緑 うぐいす 灰青 グレー 紫(※)
               
(※)紫色は慶事、弔事のどちらにも使えるため、一枚あると便利です。
 ・袱紗は本来四角形のものですが、祝儀袋などを包みやすいように略式として金封の形になっているものも市販されています。
 下記(2)でご紹介します。
(2)袱紗の種類
・袱紗はもとは四角い形でしたが、現在では使いやすい金封タイプ(金封ふくさ)や、爪や台付きのもの(爪付き袱紗、台付袱紗)なども販売されています。
金封タイプの袱紗 台付き袱紗
袱紗・爪付き袱紗

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2.袱紗の包み方(祝儀袋を包む)

それでは袱紗で祝儀袋を包んでみましょう。
最近良く見かける台付き袱紗(爪付きタイプ)で解説します。台付きは祝儀袋(のし袋)がシワにならないようにというもので、切手盆や祝儀盆などの盆に乗せてお渡しするものとは異なり、略式となります。

台付き袱紗(爪付きタイプ)
よく見かけるようになった台付き袱紗は、慶弔いずれの場合でも使えるように台の表と裏の色が異なります。

袱紗の表

表(おもて)側…爪を留めるところに留め糸がついています。台は表側からは見えません。

裏側には台がついています。
また、台は4つの角がゴムなどで袱紗に留められており、ずれにくくなっています。
裏側…付属の台がリバーシブルのタイプの台であれば、赤などの暖色系の色が慶事用の面です。四隅をゴム製などの留め糸ではさみます。 裏側…付属の台がリバーシブルのタイプの台であれば、緑などの寒色系の色が弔事用の面です。四隅をゴム製などの留め糸ではさみます。
袱紗の裏 袱紗の裏
ふくさの包み方(爪付き、台付きの場合)
お祝いの時とお悔やみの時とでは、袱紗での包み方が異なります。
ここでは結婚式などのお祝いの時に祝儀袋を包む包み方を紹介します。
なお、お見舞いを持参する時もこの包み方になります。

①慶事(お祝い)の時には、爪を右にして、袱紗の内側の台の上にご祝儀袋を置きます。
台は中心よりもやや左寄りになります。

②最初に左をたたみます。

③次に上をたたみます。

④今度は下をたたみます。

⑤右ををたたみます。

⑥左の爪のあるところを後ろに折ります。

⑦爪を留め糸にかけて完成です。

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ふくさの包み方(金封タイプの場合)

略式の金封タイプの袱紗には右開きと左開きがあります。

(1)慶事(お祝い)の時には、右開きになります。
お見舞いのときもこちらの右開きのタイプを使います。

(2)弔事(お悔やみ)の時には、左開きになります。
祝儀袋の出し方
例えば結婚式の受付で
(1)祝儀袋は、そのまま持参するのではなく汚れたり折れたりしないようにふくさに包んでバッグや上着の懐に入れて持参します。
受付の前で袱紗ごとバッグや懐から出します。

(2)お祝いの時には、左手の上に袱紗を乗せ、右手で袱紗を開いて中から御祝儀袋を出します。
御祝儀袋は相手から見て正面向きになるように、右回転させて向きを変えて渡します。
 このとき、袱紗をたたんでから受付台に置き、両手を祝儀袋に添えて渡しても良いのですが、たたんだ袱紗や金封袱紗を台の代わりにして上に祝儀袋を乗せ、受付の人に渡しても良いとされています。

(注1/金封タイプの袱紗であれば、以下のようにすることもできます。)

①左の手のひらの上に袱紗をのせ、右手で袱紗を開く

②右手で中の祝儀袋をサッと取り出して袱紗の上に乗せ、袱紗を台替りにして祝儀袋の向きを相手から見て正面になるように変える
③袱紗に祝儀袋をのせた状態で、両手を添えて受付係にご祝儀袋(結婚祝い)を差し出す。
④受付係は上に乗っている祝儀袋だけを受け取る

(注2/前に人が並んでいる時や余裕がある時には、以下のようにすることもできます。)
①待っている間に左の手のひらの上に袱紗をのせ、右手で袱紗を開く

②祝儀袋を取り出して袱紗を軽くたたみ、上着の懐やバッグに入れる。

③相手から見て正面になるように祝儀袋の向きを変え両手を添えて受付係にご祝儀袋(結婚祝い)を差し出す。

(3)渡す時には、「本日はまことにおめでとうございます」と述べながら一礼します。
「佐藤太郎と申します。お招き頂きましてありがとうございます」という言葉とともに両手でご祝儀袋を差し出します。
先方の手に渡る時には必ず深くお辞儀をします。

芳名帳に記名を求められたら、次の人の邪魔にならないように少し横にずれて(左右いずれかに半歩〜一歩動いて)書くと良いでしょう。

受付を済ませ記名を終えると、披露宴会場や控え室、更衣室などを案内されますので受付の指示に従うようにします。
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